Internet Explorer上でのデバッグ事情

Firefoxはその拡張機能の便利さによって、Web開発時に手放せないツールとなった。具体的にはFireBugWeb Developer。この2つがあることによって効率は段違いであり、以前(一年前くらい?まで)は「時間がないからIEのみ対応!」だったところが逆になり、IE対応する場合もFirefoxデバッグしながらやるのが効率がいいほどである。

というのもIEでのデバッガである"Microsoft Script Debugger"、こいつはなぜか最近のWindows上では起動しないのである。*1

Visual Studio 2003などのMS製統合開発環境を買えば、統合デバッガがインストールされて問題なくスクリプトデバッグも行えるのでリッチな人は問題ない。なんとかして無料で済ませようと思うリッチでない人々は、起動しないScript Debuggerを恨めしく思いながら、alertを大量に突っ込んだり自作のデバッグコンソールウインドウに出力するprintfデバッグでがんばるのが基本だった。


とまあ色々IEに対する恨み辛みを書いていたのだが、うっかり編集中にブラウザ閉じてしまい編集中のテキストが吹っ飛んだので省略。


結論としてFireBugには及ばないものの、IE Developer Toolbarも結構使えることと、なぜか(7月の怒涛のパッチの副作用と思われるが)Script Debuggerが起動するようになったので少しはマシになったのであった。


ところでOffice XP等を持っていればMicrosoft Script Editorがデバッガとして使えたのね……。早く気づいていれば無用な苦労をせずに済んだのに。
(残念ながらこれもScript Debuggerが起動しない環境では使えないっぽい挙動をしていたが)

*1:素のWindows2000では起動するのだが、いくつかセキュリティパッチを当てるうちに起動しなくなってしまうらしい